フリーランスと会社員の大きな違いは、雇用もしくは収入が保証されているかという点です。会社員の場合は、リストラに遭うなどの極端な事態が生じない限り働き続けることができ、収入も約束されています。しかし、フリーランスの場合は、案件を獲得できなければ即収入がなくなってしまいます。
また、今は順調に行っているとしても、ライバルが増えたり市場が縮小したりして、需要が減ってしまうこともあります。そのため、常に将来のことを考え、キャリアプランを立てることが重要なのです。特にITエンジニアの場合は、今必要とされている技術がいつまでも同じようにニーズを保つとは限りません。10年後、20年後のことも念頭に置いて、新しい技術や考え方を身につけておくべきなのです。
たとえば、今は一般的なホームページ制作をしているとしても、これから先同じように需要があるとは限りません。そのため、高度な機能を実装できるプログラミング言語を覚えたり、サイト制作ではなくSNSやアプリ開発などの面でも対応できる力を身につけたりすることもできるでしょう。
ほかにも、いつまでもフリーランスとして自分一人で働き続けるのかという点も考えるべきです。ライフプランを考える上で、病気やケガ、家族の事情などが生じて、一時的にであれ自分が働けなくなる時が来るかもしれません。そんな時のために、従業員を雇うとか、オンラインで仕事をシェアできるパートナーを見つけておくといった必要性も考えておくと良いでしょう。そうすることで、先の見えない将来に対する備えができます。